2011年5月21日土曜日

「第14回AMD Award」授賞式が東京で開催。大賞/総務大臣

 本日(3月24日),東京都の明治記念館で社団法人デジタルメディア協会による,「デジタル?コンテンツ?オブ?ジ?イヤー’08/第14回AMD Award」の授賞式が行われた。

 AMD Awardは,デジタル?コンテンツ産業の発展のために,デジタルメディアの質的向上および人材育成を目的として,2008年1月1日?12月31日の期間で発売/発表された優秀なデジタルコンテンツ/サービスの制作者を表彰するというものだ。

 本年の年間コンテンツ賞「優秀賞」作品については3月12日に発表されており,NTTドコモ携帯電話の「iコンシェル」,ソフトバンクモバイルの携帯電話「iPhone3G」,Appleの「App Store」や,ゲームからは任天堂「Wii Music」,カプコン「モンスターハンターポータブル 2nd G」(PSP),TBSで放送されたTVドラマ「ROOKIES」など,さまざまなコンテンツ分野から10のデジタルコンテンツが授賞。このほか,「功労賞」「江並直美賞(新人賞)」「リージョナル賞」といった賞が発表されている。

年間コンテンツ賞「優秀賞」発表内容はこちら(PDF)


総務大臣政務官
鈴木淳司
 授賞式では,まずデジタルメディア協会 理事長を務める襟川恵子氏と,総務大臣政務官の鈴木淳司氏により挨拶が行われた。挨拶のなかで襟川氏は,本日行われたワールド?ベースボール?クラシック(WBC)の決勝戦,日本×韓国戦において韓国を見事にやぶり,連覇を成し遂げた日本を引き合いに出し,“侍ジャパン”を超越する活躍と健勝を祈願して挨拶を締めた。まさに日本のデジタル?コンテンツ産業が世界でNo.1になるほど,強く発展してほしいという願いだろう。

 その後,上記で発表された各賞の授賞式が行われ,受賞者にモノリスが贈られていた。そして,今回の授賞式では,これら授賞作品の中から「大賞/総務大臣賞」および「AMD理事長賞」が発表されたのだ。

デジタルメディア協会 理事長
襟川恵子
 まずは,襟川氏より「AMD理事長賞」が発表。選ばれたのは,国内でベスト版を含め300万本以上の出荷という大ヒットを記録,PSP向けゲームとして国内歴代トップの売り上げとなった「モンスターハンターポータブル 2nd G」だ。その売り上げはPSP本体の販売をも牽引し,PSPの通信機能を最大限に活用したゲーム内容によって,2008年を代表するネットワークサービスコンテンツとなったことが評価されたとのことだ。たしかに,本作によってよりネットワークゲームを身近なもの,自然なものとして受け入れたプレイヤーは多いだろう。多くのプレイヤーが体験したことにより,今後もネットワークを介するコンテンツの発展が期待される。カプコンを代表して壇上に上がった一瀬泰範氏は,「今後もよりモンスターハンターの魅力,ゲームの楽しさをプレイヤーのみなさんに伝えていきたい。モンスターハンター5周年となる2009年には,さまざまなコンテンツ/イベントを用意している」とコメントした。

カプコン
一瀬泰範


AMD Award審査委員長
東京大学大学院教授
浜野保樹
 そして,最後にAMD Award審査委員長 東京大学大学院教授 浜野保樹氏より「大賞/総務大臣賞」が発表された。
 見事,2008年の大賞に選ばれたのは,Apple(アップルジャパン)がサービスを行う,iTunesをプラットフォームとしたアプリケーション配信システム「App Store」だ。コンテンツの制作者にはこれまでも,発表の場や流通といった大きな問題があったが,App Storeでは誰もが簡単にコンテンツのアップロード,ダウンロードが可能であり,さらに課金システムが利用可能と,流通という障害を取り除く革命的なシステムが評価されたようだ。
 アップルジャパンを代表して授賞式に臨んだアップルジャパン 竹林賢氏は,「素晴らしいアプリケーションとコンテンツを提供していただいたデベロッパのおかげです」と感謝のコメントを残し,2008年のAMD Awardを締めくくった。
 App Storeではすでに8億本のダウンロードが行われているとのことで,個人クリエイターの発表の場として,その利用量は今後ますます増えていきそうである。

アップルジャパン
竹林賢
鈴木氏より,鳩山総務大臣署名の賞状が贈られた


引用元:RMT

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